【感想】チー付与13巻も良かった~「追放されたチート付与術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。」【チー付与】

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貝柱です。現在連載している漫画で「一番好きな漫画は何か?」と聞かれたら結構悩むのですが、「追放されたチート付与術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~」かなあと思います。

タイトルが異常に長いので「チー付与」と略される本作ですが、これがまあ面白いんだ…。

最初はなんていうかギャグに寄せた何とも言えない感じの漫画なのですが、コミカライズを担当されている業務用餅先生のギアが上がってくる4巻からめっちゃ面白いんですよね…。(1~3巻のギャグパートはそれはそれで面白いのですが、漫画の質が上がってくるのは4巻からかなと思います)

この漫画の面白さを伝えるのはかなり難易度が高いのですが、とにかく漫画がうまいということが際立っているかなと思います。

ナーロッパと呼ばれるようなファンタージー世界観に、現代日本(パチンコ屋、居酒屋、サブマシンガン、ヤクザなど…)と、科学と魔法の「とある」的な対立や、ボーボボのような何でもありのギャグマンガとハンターハンター顔負けのバトル漫画を混ぜ込んだ漫画ですかね…。

それを作者由来の洋画的なエッセンスでまとめ上げている感じがあって…こうして文章で書くと何が何だか…って感じです。

長くなりましたがその漫画の最新刊、13巻もめっちゃよかったな~という感想です。

もちろん先読み版も読んでいるのでその感想も書いていきますが、やっぱ単行本で読み返すと勢いが変わって良いですよね…。

13巻は4巻から続いた半グレ編の完結と、次のエピソード(王位継承編)の繋ぎになる巻でした。

アウトローである半グレ集団が反逆して散っていった後始末として、王宮内のごたごたやをきれいに描き切ったのはマジでリスペクト…。

様々な臣下の思惑と、冒険者たちへの影響も過不足なく描いているのが流石…。

モブではありますが切れ者っぽい冒険者と大臣のやりとりとか完全にハンターハンターのそれよ。

セリフ以外の表情で表現するのが上手すぎる…。

そしてレインにとっての初の対人戦、結果的に人死にが出た戦闘という精神的なダメージを克服する描写をちゃんとやったのも良いですよね。

普段ギャグばかりで狂人といっても過言ではないレインの善性がこれでもかと感じられてよかったです。

そして今後のチート設定を制限するための呪官の設定なども凝っていて良かったですよね…。

かーらーのーエンジン全開のギャグパートが最高でした。

「俺はこのどうかしている空間に仕事で来ているんだっ….」の見開きのヤバさが本当に好き。

半グレ編の後始末から休暇旅行、酔っぱらったエルシー、暗殺の祖母、復活した暗殺の母?などやりたい放題で感動しました。

これがあるからほかの漫画との読み味が異なって良いんですよね。

ハンターハンターを超すようなバトル展開をやった後に、ギャグマンガ日和みたいな方向に行ってから、ミラベル関係で泣いた赤鬼ベースの短編やったかと思いきや、英雄レイン()や王位継承編スタートとかもう情報量の暴力。

というか公式も王位継承編とか言っちゃっているけど業務用餅先生はハンター大好きなんだろうな…。

13巻はおまけ漫画は少なかったですが、背表紙などにある謎の犬の漫画が謎すぎて本当に良かった…。良かったかなぁあ?

なんにせよ最高の最新刊でした。

最新話も最高だったので後で感想書きます。

それではまた~。

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